top of page

小野洋司「苦痛からの脱出8」

姉からは、自分のことを

「うちの子は一生入院させてください」

と病院側に言っていたそうです。


それを聞いて、自分も

「一生病院で仲間たちと楽しく暮らしてもいいかなぁ」

と思っていました。

するとある時、先生が自分に

「グループホームに入居してみない?」

と言われました。

家族の了解なしにグループホームに入居来るのは珍しかったようです。


自分はすぐに入居することにしました。


後で聞いたのですが、この提案は先生及び、看護師さん、助手さん達の意見だったようです。

なおかつ、自分が精神的にダメになった時すぐに入院できるように三か月間自分のためにベットを空けておいてくださったようです。


普通の病気では、医師や看護師といろいろな人と患者が、

生きることを目的として治療を受けるのですが、精神科の場合、

自分もそうでしたが、患者さんは「死にたい」と思っているのを、

「生きる」と思えるように治療していく、

とてもむずかしい仕事だと思います。


………続く………

最新記事

すべて表示
小野洋司「苦痛からの脱出9」

死にたいと思っているうつ状態の人でも、精神科に通うのは心のどかかで 「生きたい」と思っているからだと思います。 自殺未遂で自分が何度か入院を繰り返していても、スタッフがいつもと変わりない優しい接し方をしていただき、自分の気持ちが楽になっていくのがわかりました。 自分ではこれが「心の休息」だと思いました。 そして、自分の調子が落ち着き、退院日が近づくと自然に先生及び看護師さん7,助手さん、食堂の人た

 
 
 

コメント


bottom of page